消費者のみなさまへ

食のはなし

12.1.25

豆乳

女性にうれしい栄養豊富なヘルシー食材

 

 近年のヘルシー志向とその栄養価の高さから 

p34_01.jpgのサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像のサムネール画像 一躍人気になった豆乳。豆乳プリンやクッキー、  アイスといったスイーツをはじめ、料理にも多く使われるようになりました。
 ゆでた大豆をすりつぶしてしぼった液体が豆乳、これをにがりで固めたものが豆腐です。大豆には良質なタンパク質と脂質、カルシウムや鉄分などのミネラル類、ビタミンB1などのビタミン類も豊富に含まれています。特に大豆のタンパク質は、体内では作れない必須アミノ酸を含むのが特徴です。
 さらに近年、イソフラボン、レシチン、サポニンといった大豆特有の成分が脚光を浴びています。大豆イソフラボンは、女性ホルモンに似た働きをするポリフェノールの一種。更年期障害の症状を軽くする他、骨からカルシウムが抜け出すのを防ぐため骨粗しょう症の予防、美肌などにも効果があるといわれています。他にも、脳細胞を活性化するレシチン、がんや老化の原因となる活性酸素の働きを抑えるサポニンなど、大豆タンパクには年齢・性別問わず必要な効果・効能がたくさん。特に豆乳は液体なので、大豆のままに比べ、これらの有効な栄養分が極めて効率的に消化吸収されるのが特徴です。毎日の食事に積極的に取り入れるとよいでしょう。
 豆乳には、大豆を搾っただけの「成分無調整豆乳」と、味を付けるなどして飲みやすくした「調製豆乳」があります。料理には、味のない「成分無調整豆乳」がお薦め。牛乳や生クリームの代わりに使うと、カロリーも抑えられ、ヘルシーでさっぱりとした仕上がりになります。長く加熱すると分離したり、薄い膜(湯葉)が張るので、仕上げに加えるようにします。

 

RECIPE

黒ごま豆乳パスタ

 

調理時間 30分

 

■材料(2人分)
スパゲティ…………………160g

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  湯…………………………1.5L
  塩…………………大さじ1弱
タマネギ……………………1/4個
シメジ…………………1/2パック
ニンニク……………………小1片
ベーコン………………………50g
ホウレンソウ………………100g
オリーブ油…………大さじ1・1/2
塩…………………………小さじ1/8
こしょう………………………少々
A
 豆乳(成分無調整)……250ml
 すりごま(黒)…………大さじ2
 塩………………………小さじ1/8
粉チーズ……………………大さじ2

 

 ■作り方(1人分632kcal)
(1)タマネギは薄切りにします。シメジは根元を落とし、小房に分けます。ニンニクは薄切りにします。ベーコンは2cm幅に切ります。
(2)ホウレンソウは熱湯でかためにゆで、水に取って、水気を搾ります。3~4cm長さに切ります。
(3)分量の湯を沸かし、塩を加え、スパゲティをゆで始めます。
(4)フライパンにオリーブ油大さじ1を温め、ニンニク、ベーコン、タマネギ、シメジを加えて、中火で1~2分炒めます。しんなりしてきたら、ホウレンソウを加え、塩・こしょうで味を調え、取り出します。
(5)ゆで上がったスパゲティをフライパンに入れます。火にかけながら、オリーブ油大さじ1/2を加えてなじませ、Aを加えて混ぜます。(4)を戻し入れ、全体が混ざったら器に盛ります。粉チーズを振ります。

撮影:大井一範

 

11.11.14

シュンギク

風邪予防、骨粗しょう症にも効果的な緑黄色野菜

 

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 春に菊と似た黄色い花が咲くので「春菊」。                                                       キク科の植物で、葉も菊と似ています。関西では「菊菜」と呼ばれています。関東のシュンギクは株が真っすぐ立って茎がかたいのに比べ、菊菜は株が横に張り、茎がほとんどありません。

 シュンギクはカロテンやビタミンE、葉酸、カルシウム、鉄、食物繊維が豊富に含まれた緑黄色野菜。特に、カロテンの含有量はホウレンソウ以上。カロテンは体内でビタミンAに変わって皮膚や粘膜を健康に保ち、風邪などのウイルスの侵入を防ぐ働きがあります。そのため、寒くなって風邪をひきやすくなるこの時期に、たっぷり食べたい野菜です。
 鍋物やすき焼きに使うことが多いですが、油やタンパク質と共に取ると、カロテンの吸収率が高まるので、ごま油やオリーブ油を使って調理したり、肉類と一緒に食べるとよいでしょう

 やわらかい葉は生で、サラダやあえ物にすると、独特の香りが楽しめます。他にも炒め物、おひたし、煮物の青みに、といろいろな料理に使えます。香りと食感を楽しむこつは、火を通し過ぎないこと。かたい茎はそのままだと食べにくいので、縦に2~4つに割ったり、薄く切ってからゆでます。茎の方から湯に入れ、葉の部分と時間差をつけてゆで、水に取り、水気を切ります。
 選ぶときは、葉や茎に張りがあって葉が密生し、みずみずしいものを。茎が細く短めの方がやわらかいのでお薦めです。保存の際はポリ袋にゆとりを持たせて入れ、密封せずに野菜室へ。なるべく
立てて入れ、2~3日以内に食べ切ります。ゆでたものは冷凍保存できます。おひたしやあえ物なら自然解凍、煮物や汁の実にするなら凍ったままか半解凍で使います。

 

 RECIPE

シュンギクとベーコンの炒め物

調理時間10分

p34_11shoku_recipe.jpgのサムネール画像のサムネール画像

■材料(2人分)
シュンギク……………3/4袋(150g) 

エリンギ………………大1本(50g)
ニンニク……………………小1片
ベーコン………………………2枚
油………………………大さじ1/2
塩……………………………少々
こしょう………………………
少々


■作り方(1人分136kcal)
(1)シュンギクは3~4cm長さのざく切りにします。太い茎は斜め薄切りにします。
(2)エリンギは3~4cm長さの薄切りに、ニンニクはみじん切りにします。ベーコンは1cm幅に切ります。
(3)フライパンに油とニンニクを入れ、弱火にかけます。香りが出たらベーコンを入れ、中火で少し焼き色が付くまで炒めます。
(4)エリンギを加えて1~2分炒め、最後にシュンギクを加えてさっと炒めます。塩、こしょうで味を調えます。

 

撮影:松島均

 

 

 

 

 

 

11.10.29

サトイモ

免疫力を高める、ぬめりパワー

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 秋から冬が旬のサトイモは、煮てよし、揚げてよし、炒めてよし、ねっとりとした食感が魅力の秋の実りです。山に自生していた「山芋」に対し、里で栽培する芋として「里芋」と呼ばれるようになりました。日本の食文化にも関わりは深く、月見には小芋を蒸した「衣被(きぬかつぎ)」を供えたり、サトイモの仲間の「八ツ頭」は、人の頭に立てるとして正月のおせち料理に供されたりと、昔からハレの日に食されてきました。
 サトイモの主成分はでんぷん質で、加熱すると消化吸収が良くなります。高血圧予防に効果的なカリウムが多く、食物繊維もたっぷり含むので、体脂肪や生活習慣病が気になる人にもお薦めの食材です。さらに、ぬめりの中にも胃粘膜を保護し消化を助けるムチンと、脳細胞を活性化して老化を防ぐガラクタンなどが含まれるので、一緒に味わうといいでしょう。
 サトイモ本来のねっとりとした食感を味わうには、電子レンジや蒸し器で皮ごと蒸すのがお勧め。皮もつるっとむきやすくなります。そのまま塩を振って食べたり、つぶしてあえ衣にする他、コロッケなどの揚げ物にするのも美味です。煮物などに使うときは、皮をむいてから、塩もみし(サトイモ200gに塩小さじ1/4程度)、洗い流すか、下ゆでをしてぬめりを取ると味が染み込みやすく、上品な仕上がりになります。一方、汁物や煮っ転がしにするときは、下ゆでをせず直接煮ると、汁にとろみがつき、サトイモの素朴なうま味が味わえます。
 選ぶときは、皮は泥付きで湿り気があり、ふっくらとしているものがいいでしょう。保存するときは、低温に弱いので冷蔵は避けます。1週間くらいなら泥付きのまま、それ以上なら泥を洗って皮をよく乾燥させてから、新聞紙に包んで冷暗所で保存します。

 

RECIPE

サトイモのコロッケ

調理時間
30分

■材料(4人分)
サトイモ………………5~6個(600g)  

p34_10shoku_recipe.jpgのサムネール画像のサムネール画像
      
 
 塩…………………………小さじ1/4
鶏ひき肉…………………………150g
ネギ………………………………1/2本
ショウガ…………………1かけ(10g)
塩……………………………………少々
こしょう……………………………少々
サラダ油……………………大さじ1/2

 小麦粉………………………大さじ2
 卵水……溶き卵1/2個分+水大さじ1
 パン粉……………………………30g
揚げ油………………………………適量
<付け合わせ>
セロリ………………………………30g
ニンジン……………………………30g
かい割れダイコン……………1パック


■作り方(1人分411kcal)
(1)サトイモは洗って、泥を落とします。皮付きのままラップで包み、電子レンジ(500W)で8~10分加熱します。熱いうちに皮をむき、フォークで粗くつぶします。塩小さじ1/4を混ぜます。
(2)ネギはみじん切りにします。ショウガは皮付きのまま、すりおろして汁を絞ります。
(3)フライパンに油大さじ1/2を熱し、肉をパラパラになるまで炒めます。火を止め、(2)を加えて混ぜ、塩、こしょうで調味します。(1)に混ぜ、8等分して丸めます。溶き卵に水を加えて混ぜ、卵水を作ります。衣を順に付けます。
(4)揚げ油を中温(160~170度)に熱し、(3)を2~3分揚げます。
(5)セロリは筋を取って薄切り、ニンジンは千切りにします。かい割れダイコンは長さを半分にします。水に漬けて、パリッとさせ、水気を切り、付け合わせにします。

 

撮影:大井一範

 

 

 

 

 

 

10.12. 9

ホウレンソウ

ピンチに食べれば、パワーアップ!?

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 アニメの主人公「ポパイ」がピンチになると、ホウレンソウを食べてパワーアップする場面、記憶にある方も多いのではない でしょうか? そのイメージ通り、ホウレンソウはビタミンやミネラルたっぷりの栄養の宝庫。鉄分は、1回に食べる量で比較すると、牛レバーに匹敵するほどで、貧血予防におすすめです。カロテンも豊富で、免疫力アップに効果的。さらに、細胞の生産や成長を促す「葉酸」を多く含むことから、妊娠~授乳期の女性の注目も集めています。
 おひたしやごまあえのような和食の定番から、パスタの具まで活躍の場は広く、なかでも「毎晩食べても飽きない」ことが名前の由来といわれる常夜鍋は、シンプルだからこそ、ホウレンソウのうま味が存分に味わえるおすすめの料理です。
 独特のエグ味(あく)がありますが、ゆでることで抑えられます。また最近では、あくが少なく、生で
食べられる「サラダホウレンソウ」も出回っています。
 下ゆでするときは、根元から入れ、時間差をつけて、葉を沈めます。ゆで過ぎるとビタミンもおいしさも半減するので、短時間で引き上げ、水に取り、すぐ水気を搾ります。鍋料理などで、下ゆでせずにそのまま使う場合も、加熱し過ぎには注意です。
 選ぶときは、葉が肉厚で、根元が太くて鮮やかなピンク色のものを選びましょう。ポリ袋に入れ、密閉はせずに口を折る程度にして、野菜室で保存を。また、ゆでたものを冷凍しておくのも便利です。
切り分けて冷凍しておけば、料理にすぐ使えて重宝します。
 ところで、ホウレンソウの旬は冬。通年出回っているので一見、同じに見えますが、「霜に当たると甘味が増す」といわれるように、寒い時期においしくなる上に、夏と比べてビタミンCが3倍も多くなります。これからの季節、たっぷり食べてパワーアップしましょう!

 

 

RECIPE

 

p34_11shoku_recipes.jpgのサムネール画像常夜鍋

調理時間  10分

■材料(2人分)
ホウレンソウ……………………1束(300g)
豚しゃぶしゃぶ用肉…………………200g
ショウガ………………………2かけ(20g)
A
 水
………………………………カップ3
 酒………………………………カップ1
 塩……………………………大さじ1/2
(好みで)ポン酢しょうゆ……………適量
(好みで)ショウガ、ネギなどの薬味…適量


■作り方(1人分310kcal)
(1)ホウレンソウはよく洗い、根元を除き、長さを2~3つに切ります。ショウガは薄切りにします。
(2)鍋にAとショウガを入れて煮立てます。豚肉、ホウレンソウを適量ずつ加え、あくを取ります。煮えたところから汁ごとすくって食べます。好みでポン酢しょうゆ、薬味を加えます。

ベターホームのお料理教室

撮影:大井一範

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