消費者のみなさまへ

食のはなし

2009年5月

09.5.12

サヤインゲン

リジンで血管も肌も健康に

 

s-インゲン.jpg

「インゲンの筋、取って」。子どものころ、よく母に頼まれたものです。先の方をポキッと折って、そおっと筋を引いていき、反対側もスーッと取ります。成功すると、ちょっぴりうれしいお手伝い。筋を取ったサヤインゲンは、ごまあえ、シチュー、三色丼などになって食卓に上ります。

 サヤインゲンは、インゲンマメになる前に取ったもので、緑黄色野菜と豆類の両方の性質を兼ね備えます。βーカロテンやカリウム、カルシウムなどを含んでおり、βーカロテンは体内でビタミンAに変わり、体の免疫力を高めるといわれています。風邪などを防ぐとされる大事な栄養素です。

 そのほか、良質のタンパク質やアミノ酸も豊富です。サヤインゲンのアミノ酸は、リジンと呼ばれるもの。リジンは血管を丈夫にし、肌荒れを改善する効果もあるそうです。このリジンは体内で合成できないので、食物などから取るしかありません。

 これらの栄養素を余すところなく取るには、サッとゆでるのがポイントです。短時間でゆでることで、ビタミンの損失を防ぐこ

とができます。 ちなみにサヤインゲンは、種まきから収穫までの期間が短く、1年に3回も取れるので「三度豆」の別名もあ

ります。各種の栄養素をバランス良く含んでいるサヤインゲンを、さまざまなメニューに「まめ」に取り入れたいものです。

 

参考文献
『野菜&果物図鑑』(新星出版社)
『クスリの食べ物』(西東社) 
『新食品成分表〈2007〉』(一橋出版)

 

s-いんげんインゲン成分.jpg

 

 

 

 

 

 

 

[Recipe]

サヤインゲンのひき肉春雨

材料(2人分)
豚ひき肉…………………………………………………100g
サヤインゲン……………………………………………100g
春雨………………………………………………………20g
サラダ油………………………………………………大さじ1
A
 ネギ……………………………………………………5cm
 ショウガ………………………………………………小1かけ(5g)
B
 水………………………………………………………150ml
 スープのもと……………………………………………小さじ1/2
 しょうゆ…………………………………………………大さじ1
 酒………………………………………………………大さじ1/2

 

提供:ベターホームの料理教室s-いんげんインゲンレシピ.jpg

撮影:大井一範

■作り方(調理時間 18分)
(1)春雨を水で戻します。約5cm長さに切ります。

 

(2)サヤインゲンは筋を取り、両端を切り、長さを半分に切ります。
(3)Aはみじん切りにします。
(4)フライパン(大)に油を中火で熱し、(3)をいためます。香りが出てきたら

     肉を加え、フライ返しで押さえるようにして焼きます。バラバラになったら

     (2)を加えて軽くいためてからBを加えます。中    火で7~8分煮ます。
(5)最後に(1)を加えて2~3分煮て、汁気がほぼなくなったら火を止めます。

(1人分227kcal)

 

 

 

 

 

 

 

 

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