消費者のみなさまへ

食のはなし

2009年8月

09.8.21

シシトウ

「小さな体に大きな栄養」の夏野菜sししとう.jpg

 「これって辛いの?」。いため物の中に入ったシシトウを見て、息子が恐る恐る聞いてきました。確かに形は赤トウガラシに似ていますが、辛くありません。シシトウはトウガラシの一種ですが、赤トウガラシのような辛味種ではなく、ピーマンと同じ甘味種なのです。ちなみに「シシ」とつくのは獅子面に似ているからだそうです。 栄養素はピーマンに似て、β─カロテンとビタミンCがとても豊富。β─カロテンは疲労回復に効果があるので、夏バテ解消にはもってこいです。また、動脈硬化の予防にもなるといわれています。このβ─カロテンは油と一緒に調理するとよく吸収されます。                                                                                                                   

一方、ビタミンCはメラニン色素の沈着を防ぎます。日焼けが気になる時期十分摂取しましょう。ビタミンCは熱に弱いといわれていますが、シシトウやピーマンの組織は強いので、熱を加えても葉物ほどはビタミンCが壊れません。そしてシシトウはピーマンより小さく、中の種も食べられる野菜です。そのままの形で調理できて、栄養を丸ごと取れるのも便利です。β─カロテンとビタミンCを効果的に取るためにも油でいためたり、揚げたりするといいでしょう。 もう一つ、食物繊維が多いのも特徴です。同じ仲間のピーマンと比べてもたっぷりと含まれています。食物繊維は便通を良くし、腸内のコレステロールを吸着して体外に排出させる働きがあります。 このように小さいながらも栄養たっぷりのシシトウ。料理の名脇役として、さまざまな料理に使ってみましょう。                                               

 

 参考文献『野菜&果物図鑑』(新星出版社)                                                              『野菜の手帖』(講談社)                                                                              『クスリの食べ物』(西東社)                                                                           『新食品成分表〈2007〉』(一橋出版)

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[Recipe]

 シシトウの中華風あえ物

 

 

sレシピ.jpg■材料(2人分)
シシトウ………………………10個(50g)  

ミョウガ………………………1個(20g)
A
 酢……………………………大さじ1
 砂糖…………………………小さじ1/2
 いりごま(白)…………………小さじ1
 しょうゆ………………………小さじ2
 ごま油………………………小さじ2


提供:ベターホームの料理教室
撮影:松島均

■作り方(調理時間 15分)
(1)シシトウはへたの先を切り落とし、斜め半分に切ります。ミョウガは千切りにし、水にさらしたら水気を切ります。Aを合わせます。
(2)耐熱皿にシシトウを並べてラップをし、電子レンジで1分30秒(500W)加熱します。熱いうちにAであえます。
(3)(2)の粗熱が取れたら、ミョウガを加えてあえます。10分くらい置いて味をなじませます。

(1人分34kcal)

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